能楽公演のお知らせ

令和6年6月28日
表示できません
表示できません

「魂の鎮魂」のためのイスタンブール公演 ~Where Does the Soul Go? 日本から届ける平和への願い

日・トルコ外交関係樹立100周年を記念して、山本能楽堂による能楽公演がイスタンブールで初めて開催されます。
 
日時:2024年7月2日(火)
【第一回】15:00開演
【第二回】19:30開演
(公演時間約1時間半)
場所Harbiye Muhsin Ertuğrul Sahnesi
 
チケット
大変申し訳ございませんが、予約受付は終了となりました。
※開演直前に空席をご案内できる場合がございます。ご用意できる席数は限りがありますので、予めご了承ください。
 
日本語公演、トルコ語説明字幕あり

「慈愛~魂のゆくえ Where Does the Soul Go?」 あらすじ

難波に住む諏訪弥太郎は、亡くなった我が子の13 回忌法要を行います。また、都では、母と子が十三詣を行います。そこで、子は「私は、昔、都の烏丸にあり、父の名は、諏訪弥太郎」と、不思議な事を言い、「烏丸に連れていってほしい」と言い、向かいます。しかし、既に、諏訪の弥太郎は、烏丸におらず、難波へと向かいます。
難波の寺では僧が、13 回忌法要を行っています。法要を始めようとすると、諏訪弥太郎の様子が変わり、懐かしい香りを感じ涙しています。そこへ母と子が諏訪弥太郎を尋ねてきて、この人がその諏訪弥太郎であると言うと、二人は懐かしい気持ちと感動で抱き合います。(弥太郎と子は13 年前は親子であった)
僧がそこで「仏の有難い大慈悲心による導きか。あるいは還相回向の働きか」と語ります。やがて、二人はめでたく相舞を舞い、やがて離れて暮らすこととなりますが、倶会一処の果徳となり、魂は滅びる事はありませんでした。

山本能楽堂について

1927年に設立。大阪に現存する最古の能楽堂であり、国登録有形文化財に指定されている。日本の伝統芸能や古典芸能を中心に、さまざまなイベントを開催。山本能楽堂は、伝統的な建築様式と、LED照明や多言語字幕などの近代的な技術を融合させ、日本だけでなく世界中の観客を楽しませ、教育事業に取り組んでいる。山本能楽堂の主な目標のひとつは、日本の古典芸能である能楽を今なお生き続ける伝統芸能として紹介することである。2010年以降、海外公演を開始。30公演、40回のワークショップ開催経験がある。