新型コロナウイルス関連情報:イタリア,韓国等への渡航歴による影響(第5報:3月3日15時現在)
令和2年3月3日
(ポイント)
●トルコ行き航空便を運用する各航空会社は、直近14日以内に中国、韓国、イタリア、イラン及びイラクの5カ国に渡航歴のある外国人(日本人を含む)の搭乗を拒否するとの情報があります。
●加えて、上記5カ国及び日本、香港、タイ、シンガポールに直近14日以内に渡航歴がある場合、ヨーロッパ経由等によるトルコ行き航空便への搭乗を拒否するとの情報もあります。
●各航空会社の対応は、今後も随時変化する可能性があると思われますので、事前に航空会社や旅行代理店への確認をお願いします。
●本邦からトルコへの直行便については、(1)発熱やひどい咳など疑わしい症状がなく、(2)上記制限5カ国に直近14日以内の渡航歴がない限り、現時点で制限は確認されておりません。
●トルコ国内の各国際空港では到着便全便の搭乗客に対し、サーマルカメラによる体温検査が行われております。発熱等体調不良の際には出入国を控えることを推奨します。
(本文)
1 2日、トルコ政府は,中国,イラン,イタリア,韓国及びイラクに直近14日以内に渡航歴のあるトルコ人に対し、14日間は出勤や通学せずに自宅待機するよう要請しました。これを受け、トルコ航空を含むトルコ行き航空便を運用する航空会社では、これら5カ国に直近14日以内に渡航歴のある外国人(日本人を含む)に対して搭乗を拒否する運用を始めたとの情報がございます。
2 加えて、上記5カ国及び日本、香港、タイ、シンガポールに直近14日以内に渡航歴がある場合、ヨーロッパ経由等によるトルコ行き航空便への搭乗を拒否するとの情報もあります。
これまで我々が承知している最近の事例は以下のとおりです。
(1) 直近14日以内にイタリア渡航歴のある日本人が,ドバイ経由でトルコ入国をしようとしたところ,日本の空港で航空機への搭乗を拒否された。
(2) 直近14日以内に上記5カ国への渡航歴はないが、日本からオランダやギリシャを経てトルコへ入国を試みたところ、ギリシャの空港で搭乗を拒否された。
(3) 直近14日以内に上記5カ国への渡航歴はないが,日本からドイツ(ミュンヘン)経由でトルコへ入国を試みたところ,ミュンヘンの空港で搭乗を拒否された。
3 3月1日からトルコ政府は,既に停止されていたトルコと中国,イランとの直行便に加え,イタリア,韓国,イラクとの直行便も停止し,イラン国境に加え,イラク国境も一時封鎖しております。
4 現時点では日本からの直行便搭乗客に対し、(1)発熱やひどい咳など疑わしい症状がなく、(2)上記制限5カ国に直近14日以内の渡航歴がない限り、特段の入国制限や行動制限は確認されておりません。
ただし、本邦等からヨーロッパ経由等でトルコ入国を予定されている場合、直近14日以内の外国渡航歴を問わず搭乗拒否される可能性がありますので、事前に航空会社や旅行代理店への確認をお願いします。
5 トルコ国内の各国際空港では到着便全便の搭乗客に対し、サーマルカメラによる体温検査が行われております。ここで仮に発熱や咳等のため検査に引っかかった場合、空港医務室へ案内されるとともに、新型コロナウイルス感染が疑われる場合、病院へ移送される可能性もあります。
そのため、発熱等体調不良の際には出入国を控えることを推奨します。
6 本邦からの出張者など、最近日本から来られた方が発熱等によりトルコの病院を受診した場合、新型コロナウイルス感染を疑われ、強制隔離される可能性があります。
7(1)現在、イスラエル、サウジアラビア等は日本からの渡航者に対する入国制限を課しております。その他の入国制限措置及び入国後の行動制限については、以下の日本外務省ホームページをご参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
(2)現在、隣国のイランに対し、日本外務省は以下のとおり感染症危険情報を発出しております。
●コム州・テヘラン州・ギーラーン州
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
●その他の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2020T039.html#ad-image-0
8 新型コロナウイルスに関する状況は極めて流動的ですので、最新情報の入手に努めてください。
9 3月3日時点ではトルコ国内における新型コロナウイルス感染者は確認されておりませんが、御自身や周囲の人のため、以下を参考に感染予防に努めてください。
(1)アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目,鼻,口などに触れる前に手洗いをする。
(2)咳やくしゃみがあるときはマスクを着用して鼻と口を覆う。マスクがない場合は,咳やくしゃみのときに口と鼻をティッシュなどで覆い,手洗いを行う。
10 関連サイト
(1)厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ア 新型コロナウイルスを防ぐには
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf
イ 一般的な感染症対策について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
(2)国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
(3)外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
令和2年3月3日
在イスタンブール日本国総領事館
代表電話:0212-317-4600
FAX :0212-317-4604
メール:ryoji@it.mofa.go.jp
●トルコ行き航空便を運用する各航空会社は、直近14日以内に中国、韓国、イタリア、イラン及びイラクの5カ国に渡航歴のある外国人(日本人を含む)の搭乗を拒否するとの情報があります。
●加えて、上記5カ国及び日本、香港、タイ、シンガポールに直近14日以内に渡航歴がある場合、ヨーロッパ経由等によるトルコ行き航空便への搭乗を拒否するとの情報もあります。
●各航空会社の対応は、今後も随時変化する可能性があると思われますので、事前に航空会社や旅行代理店への確認をお願いします。
●本邦からトルコへの直行便については、(1)発熱やひどい咳など疑わしい症状がなく、(2)上記制限5カ国に直近14日以内の渡航歴がない限り、現時点で制限は確認されておりません。
●トルコ国内の各国際空港では到着便全便の搭乗客に対し、サーマルカメラによる体温検査が行われております。発熱等体調不良の際には出入国を控えることを推奨します。
(本文)
1 2日、トルコ政府は,中国,イラン,イタリア,韓国及びイラクに直近14日以内に渡航歴のあるトルコ人に対し、14日間は出勤や通学せずに自宅待機するよう要請しました。これを受け、トルコ航空を含むトルコ行き航空便を運用する航空会社では、これら5カ国に直近14日以内に渡航歴のある外国人(日本人を含む)に対して搭乗を拒否する運用を始めたとの情報がございます。
2 加えて、上記5カ国及び日本、香港、タイ、シンガポールに直近14日以内に渡航歴がある場合、ヨーロッパ経由等によるトルコ行き航空便への搭乗を拒否するとの情報もあります。
これまで我々が承知している最近の事例は以下のとおりです。
(1) 直近14日以内にイタリア渡航歴のある日本人が,ドバイ経由でトルコ入国をしようとしたところ,日本の空港で航空機への搭乗を拒否された。
(2) 直近14日以内に上記5カ国への渡航歴はないが、日本からオランダやギリシャを経てトルコへ入国を試みたところ、ギリシャの空港で搭乗を拒否された。
(3) 直近14日以内に上記5カ国への渡航歴はないが,日本からドイツ(ミュンヘン)経由でトルコへ入国を試みたところ,ミュンヘンの空港で搭乗を拒否された。
3 3月1日からトルコ政府は,既に停止されていたトルコと中国,イランとの直行便に加え,イタリア,韓国,イラクとの直行便も停止し,イラン国境に加え,イラク国境も一時封鎖しております。
4 現時点では日本からの直行便搭乗客に対し、(1)発熱やひどい咳など疑わしい症状がなく、(2)上記制限5カ国に直近14日以内の渡航歴がない限り、特段の入国制限や行動制限は確認されておりません。
ただし、本邦等からヨーロッパ経由等でトルコ入国を予定されている場合、直近14日以内の外国渡航歴を問わず搭乗拒否される可能性がありますので、事前に航空会社や旅行代理店への確認をお願いします。
5 トルコ国内の各国際空港では到着便全便の搭乗客に対し、サーマルカメラによる体温検査が行われております。ここで仮に発熱や咳等のため検査に引っかかった場合、空港医務室へ案内されるとともに、新型コロナウイルス感染が疑われる場合、病院へ移送される可能性もあります。
そのため、発熱等体調不良の際には出入国を控えることを推奨します。
6 本邦からの出張者など、最近日本から来られた方が発熱等によりトルコの病院を受診した場合、新型コロナウイルス感染を疑われ、強制隔離される可能性があります。
7(1)現在、イスラエル、サウジアラビア等は日本からの渡航者に対する入国制限を課しております。その他の入国制限措置及び入国後の行動制限については、以下の日本外務省ホームページをご参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
(2)現在、隣国のイランに対し、日本外務省は以下のとおり感染症危険情報を発出しております。
●コム州・テヘラン州・ギーラーン州
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
●その他の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2020T039.html#ad-image-0
8 新型コロナウイルスに関する状況は極めて流動的ですので、最新情報の入手に努めてください。
9 3月3日時点ではトルコ国内における新型コロナウイルス感染者は確認されておりませんが、御自身や周囲の人のため、以下を参考に感染予防に努めてください。
(1)アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目,鼻,口などに触れる前に手洗いをする。
(2)咳やくしゃみがあるときはマスクを着用して鼻と口を覆う。マスクがない場合は,咳やくしゃみのときに口と鼻をティッシュなどで覆い,手洗いを行う。
10 関連サイト
(1)厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ア 新型コロナウイルスを防ぐには
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf
イ 一般的な感染症対策について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
(2)国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
(3)外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
令和2年3月3日
在イスタンブール日本国総領事館
代表電話:0212-317-4600
FAX :0212-317-4604
メール:ryoji@it.mofa.go.jp