ご注意
令和5年8月15日
旅行者の皆様へ
在イスタンブール日本国総領事館
昨今,スルタンアフメット広場やイスティクラル通り周辺において,言葉巧みに声を掛けられ,ぼったくりバーや高額な商品購入の被害に遭う事例が増えております。
詳細は次のとおりです。
●ぼったくりバー(スルタンアフメット地区やタクシム地区(特にイスティクラル通り))
[事例]
○外国人旅行者と名乗る若者から親しげに声を掛けられ友達になり,一緒に飲みに行くと,数十万円相当の金額の割り勘払いを要求された(支払いを渋ると強要されるケースもある。)。
[対策]
○知らない外国人(トルコ人を含む。)からの怪しい誘いには絶対に乗らない。
(注意:騙されたと分かった後で警察に訴えても,被害を証明することは難しい。)
●悪徳じゅうたん店(スルタンアフメット地区(旧市街))
[事例]
○トルコ人から日本語で話しかけられ仲良くなり,食事をおごられたり,無料で観光ガイドをしてもらった後,じゅうたん屋に誘われた。高額なじゅうたんの購入を迫られ,断ることができず買わされてしまった。
[対策]
○一部の悪徳じゅうたん店の従業員が,日本人旅行者に日本語で話しかけ,最初は「単なる親切心」を装って恩を売り,日本人が断りにくい状況を作り出している。目的は高額なじゅうたんを買わせることなので,どんなに親切にされても,買う気が無ければ毅然とした態度で断る。
○購入を考えている場合,じゅうたんは美術品と同じで「適正価格」の判断は簡単ではないことや,購入後の返品は困難であることを念頭において,多くの店を見た上で,信頼のおける店で十分納得してから購入する。
○特に向こうから声を掛けてきて,離れたじゅうたん店に連れて行くような場合には,避けるのが無難。
その他の犯罪事例等につきましては,こちらの安全対策基礎データを御参照願います。
せっかくの海外旅行ですから,トラブルに遭って旅行が台なしにならないよう,少し面倒でも頻繁に発生している犯罪の手口を知って,万全の対策と心構えで楽しい旅行にしてください。
(以上)