■バイオリン:
五嶋龍 (ごとう りゅう)
「五嶋龍は、その演奏において、完璧なテクニックで独自の音楽的才能を披露するトップヴァイオリニストとしての地位を確立している。」 ロリン・マゼール
「数年前、初めて龍の演奏を聴いたとき、これほど自由で生き生きとした表現のできる才能を兼ね備え、また心の通じ合える情熱に満ち溢れた若い音楽家と出会ったことにこの上ない喜びを感じた。」 ヴィラディーミル・アシュケナージ
「私は、彼の才能の素晴らしい進歩を見つめてきた。今、指揮者として、ピアニストとして共演し、彼の品格と華麗な演奏を併せ持った音楽家に育ったことに、深く感銘を受ける」 チョン・ミョンフン
7歳で札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)にてコンサート・デビュー。その後、ソリストとして日本国内のオーケストラはもとより、ワシントン・ ナショナル交響楽団、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、トスカニーニ交響楽団、バンクーバー交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、EUユース・オーケストラ、バンベルク交響楽団、オルフェウス室内管弦楽団、上海フィルハーモニー管弦楽団、台北市立交響楽団等をはじめ、世界各地のオーケストラと共演。指揮者では、ロリン・マゼール、ウラディーミル・アシュケナージ、チョン・ミョンフン、ジョナサン・ノット、ファビオ・ルイジ、佐渡裕、ジェラルド・シュワルツ、ローゼン・ミラノフ、タン・ドゥン、葉詠詩 等と共演している。また、室内楽にも積極的に取り組み、ミッシャ・マイスキー、チョン・ミョンフン、チョン・トリオ、今井信子、ヨルグ・ヴィトマン、マイケル・ドゥセク、吉野直子等と共演。
国内外で行うソロ・リサイタルでは、常に多くのファンを魅了し続けている。
1996年より10年間にわたり、フジテレビのドキュメント番組「五嶋龍オデッセイ」で彼の成長過程が紹介された。また2010年、出身地のニューヨーク市において、ニューヨーク市議会、S&Rテクノロジー・ホールディングス社、ニューヨーク市教育委員会と協力し、『五嶋龍 “Excellence In Music”(音楽優秀賞)』を設立。去る5月4日にはカーネギーデビューを飾り、同日、ニューヨーク市の全公立高校生を対象とし選ばれた学生に、第1回『五嶋龍 “Excellence In Music”』の奨学金授与式を執り行った。6月にはウィーンのムジークフェラインやアジアでの公演のほか、8月は上海万博のイベントの一環として約2万人を対象に、会場は新たに建築された万博カルチャーセンター、上海大劇院などでの演奏を行い話題となる。
空手やギターを趣味とし、社会奉仕・教育活動に積極的に取り組むその姿は、海外のメディアでも特集が組まれるなど注目を集める存在となっている。録音はドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、ユニバーサルクラシックスよりリリース。使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1722年製のストラディヴァリウス「ジュピター」。現在、JR東日本のCMに出演。ハーバード大学物理学専攻在学中
五嶋龍オフィシャルウェブサイト http://www.ryugoto.com/index.html
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